判子不要派の僕がほしいと思ったカッコイイはんこ。

 

かっこいいハンコ屋さんを見つけてしまった・・・。デザイナーズはんこ esirus。

 

公式サイト >> デザイナーズはんこ esirus

開業すると印鑑(ハンコ)は必須

事業を開業すると不可欠なのが印鑑(ハンコ)です。会社を設立するなら設立届や会社名での銀行口座の開設が必要ですので一般的には会社印・銀行印・角印の3点セットを購入からスタート。個人事業でも税務署への個人事業の開業届や屋号での銀行の口座開設で印鑑(ハンコ)が必要となります。

 

 

生まれて数十年間ずっと慣れ親しんだ印鑑制度ではあるけど、僕は個人的には印鑑制度を廃止すべき派です。印鑑制度が本来の目的を果たせなくなってきているためです。いまのデジタル技術で印鑑の印影を偽造複製しようと思えば(精度を問わなければ)中学生でもできてしまいます。目的(本人性の確認)と手段(印鑑・押印)が入れ替わってしまっていて、印鑑さえあっていれば本人証明としてOKとなる慣習は本当は危ういことなんですよね。

 

 

<印鑑制度を廃止すべき5つの理由>

  • サインはNGなのに100均の三文判ならOK(本人証明能力が低い手段がOK?)
  • 朱肉ではなくシャチハタだとNGという上司や役所(問題は印影なので)
  • 銀行窓口で銀行印がどれかわからなくなって探す人だるい(僕)
  • 印鑑証明とか印鑑登録とか(写真付の公的本人証明書+本人+署名でダメ?)
  • 国際社会で通用しない日本独自の印鑑制度(謎のスタンプ文化)

 

スマホがあれば簡単に偽造複製できる印影、100円均一の三文判でOKされる印鑑、本来の本人確認や本人証明の手段として意味が薄いものになってしまいます。

 

行政手続きのオンライン化を目的とした「デジタル手続法」が部分的に見送られたのも、印鑑制度存続を求める印鑑業界の業界団体から根強い反対があったためだとか。日本人が捨てられない印鑑制度。廃止できない理由が日本文化への愛着であるなら共感しなくもないけど、そうではなく単に印鑑まわりの業界団体の利権やシガラミなのであれば、制度の無駄な存続はデジタル化を妨げ一般の国民全体に不利益となる制度でしかないのかもしれません。

おすすめの印鑑(はんこ)3選

さて、そんな印鑑制度にぶつぶつ言いながらも開業するなら印鑑・判子はどうしても必要なわけで、ご紹介したい判子屋さんは2つ。まずは、ネットで格安の印鑑通販をしているYinkan.comさん。こちらは普通の印鑑を普通に安く作ってくれます。種類も豊富なので材質にこだわる方もこだわらない方も満足できると思います。

 

僕は上述の通りもともと印鑑そのものにお金をかけるこだわりを持ち合わせていないので、法人設立のときにはネット注文で一般的な印鑑に用いられる柘(ツゲ・別名でアカネともいいます)という材質で一番お金のかからない3本セットを購入。これはこれで「会社つくったー」という気分になって満足感(自己満足)がありました。でも、開業当初の法務局での法人登記や各種の設立届、あとは税務署と銀行口座作成で使用して以来、使う機会がないです。業務を普通にIT化しているとそもそも印鑑を使う(印鑑で本人性確認をする必要のある)場面がないですよね。会社印なんて案外そんなものでした。

デザイナーズはんこという判子

もうひとつご紹介したいのは、デザイナーズはんこの「エシルス」さん。

 

うわ、おもしろいハンコ屋さん見つけたーと思って運営会社を調べてみたら、なるほどロゴタンクの運営会社と同じ、大阪市中央区上汐にある株式会社クスクスさんでした。格安でロゴ作成をしているデザイン会社さんなのでロゴ作成をしようとしてネットでロゴ作成のサービスを探したことがある人はロゴタンクを見たことがあるかもしれません。判子不要派の僕でもデザイナーズはんこは欲しくなりました。

 

esirusでは、銀行印とクイック印(いわゆるシャチハタ印)の両方をそろえていて、銀行印の方は薩摩本柘と高級黒水牛の 12.0mm、13.5mm、15.0mmから選択することができます。標準で3日後には発送してくれるので買ってしまいそう。これ使うなら領収書とかなんだけど領収書は電子メールで発行している僕には使い道がない・・・。

 

じぶんの名前があれば、そのまま注文できますし、もし珍しい苗字であれば「お問い合わせ」から希望の名前を送信してリクエストすることができます。(すべての珍名に対応してくれるかは知らん)

Amazonの激安印鑑が価格破壊すぎる

僕は印鑑をamazonで購入したことはないのですが、amazonのでは法人印3点セットを3,000円以内で売っているショップもあります。安かろう悪かろうの某国製かもしれないと思ってチェックしてみましたが、日本国内(福岡県久留米市日ノ出町)の「印鑑の和」といういかにも日本的な屋号のはんこ屋さん。レビュー件数も10件程度と多くはないものの違和感のない日本語(笑)のレビューで評価も高いので、もし購入された方はぜひご感想を教えてください。


 

 

印鑑の実用性については疑問を持たざるを得ないけど、印鑑制度が廃止されることで慣れ親しんだ印鑑文化が失われ、美しい印鑑や印影あるいは朱肉独特の趣のある朱色を日常生活の中で目にすることがなくなってしまうのは寂しいなとも思ってしまいます。

 

皆さんも素敵な印鑑を見つけて愛用してください。